このブログを読んで株をはじめたい!と思ってくれた方に相談されました。
その方はつい最近、証券口座を開設して、株式市場の海に放り投げられた状態。
何を買えば良いのか迷われてます。
そこでこの記事では、『株をはじめたばかりの人がどういう基準で株を選ぶべきか』をお伝えします。
長くなるので2つに分けます。
考え方編と覚えるべき指標編です。(覚えるべき指標編はこちら)
今回は考え方編。さっそく行ってみましょう。
業績が伸びそうな企業を選ぶ
そんなの当たり前じゃん!って思われるかもしれません。
でもYahoo!ファイナンス掲示板とかをのぞくと
- 「1000円以下になったら買いだと思います!」
とか
- 「チャートが苦手な形。。いったん避難します。」
とか言う謎の投稿がチラホラ。。
・・それって会社の業績見てないんじゃ?と。
たとえば、欲しい株があるとして、1000円と999円の差に何か意味があるかと言えば全くないですよね。誤差です。(そりゃ安いに越したことはないけど。。)
逆にホントにその会社が伸びると思うなら、「1円の差」で買えなかった時のほうがもったいないんじゃない?と。
あと僕は、チャートは「占い」みたいなものだと思ってます。
パターンを何通りも提示して、当たった時は当たってる!スゴイ!と過信する。
でも実は当てはまらないこともたくさんあって、それについてはスルーする。
つまり、外れた時の説明ができないんですよね。
くわしくは次回の数字編で説明できますが、業績に基づく考え方では、大きな株価の動きは説明がつきます。
ということで、1つ目は業績が今後伸びる企業を買うということ。
で、業績が伸びる企業ってどういう企業なの?
それを考えるのが株の面白いところ。ワクワクしながら探します。
とはいえ初めての方は、わからないところもあると思うので、アプローチの仕方を3つ紹介します。
身近なお店・サービスで探す
街を歩いていて、あるいはお店に入って、「このお店流行ってるな」と感じることありますよね。
あるいは車で走ってて「この店舗増えてきてるな」と感じることや、何か購入して「この製品めっちゃいい!」て感じることも。
それ、すべて株の参考になります。(もちろん上場してない企業もありますけど)
僕がとくに印象に残ってるのはコスモス薬品(3349)。
僕は九州生まれ九州育ち。今でこそコスモスは全国に店舗を広げ大企業となってますが、もともとは九州・宮崎発の企業です。
僕が中学生くらいのころ。地元にもポツポツと建ち始めて、
『最近「コスモス」がすごい勢いで増えてる。お店に入ったけどあらゆるモノが安いよ!』って家族の間で話題になったのを今でも鮮明に覚えてます。
あれから20年。見てください。これぞジャパニーズドリーム。
698円→15,380円(新規上場→現在(2021.5.21終値))です。
ななんと約22倍です。
10倍株のことをテンバガーといいますが、これはWテンバガー。夢のさらに向こう側です。
なので普段から身近なサービス・店舗・製品にアンテナを張っておくことが大事です。
過去からのトレンドを見る
厳しい話ですが、企業にも勝ちグセと負けグセがあると思ってます。
当然、今まで上手くいっていたからと言って、今後も上手くいく保証はありません。外部環境の変化もありますしね。
ただ比較した時に、負けグセがある企業よりは勝ちグセのある企業のほうが、今後もうまくいく可能性が高いと思います。
たとえば、毎回テストで90点台をとる子と、毎回60~70点をウロウロしている子がいたとします。
で次のテストで90点台を取る可能性はどちらの子が高いでしょう?
と聞かれた時、当然毎回90点を取ってる子の方がまた90点台を取る確率は高いですよね。
子どもは別にテストでいい点とらなくてもいいんです。これからの時代、なにか好きなことをとことんすれば。
ただ株は結果(≒業績)を出すか出さないかの勝負なんで、あらゆる選択肢がある中で、わざわざ負けグセのある企業を選ばなくていいんじゃない?と思うんです。
- 業績が低迷してる株
- 上場廃止寸前の株
- 粉飾決算など不祥事があった株
そういういわゆるボロ株で一攫千金を狙う人が多いですが、僕はそれはおすすめしません。
過去からの業績がしっかりした企業に投資する。環境変化など例外もありますが、原則はそれで良いと思います。
信頼できる企業
この記事でも書きましたが、信頼できる企業ってあります。
具体的には
- 業績の見通しが堅い企業(実績で上回ってくる企業)
- 株主への報告がマメな企業
経験上、こうした企業は株価も長期的に上がる可能性が高いです。
逆にイケイケドンドンの小さい企業で、大風呂敷を広げて、実績でドーン↓と下方修正する。
そんな企業もたくさん見てきました。(そして痛い目にもたくさん会いました。。)
そして、こういう企業は同じことを繰り返します。
おそらく経営陣が楽観論者、見通し能力が弱いんだと思います。
または今までもそういう目線を上げるやり方で事業を拡大していったんでしょう。
ただ上場企業は社会の公器。発言や見通しに責任を持ってもらわないといけません。
信頼できる企業を選ぶ。
具体的には、たとえばSBI証券では業績の見通しと実績の差をグラフ化してたりします。
また会社のHPを見ると、内部情報をどのくらい外部に公表しているかわかります。
よかったら参考にしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
はじめての株はそもそもどういう基準で買えば良いのかわからないですよね。
上で挙げたようなことに気を付けてとりあえず買ってみることが大事です。
買ってから気付くこともたくさんあります。
ちなみに僕がはじめて買った株の記事はコチラ。
【検証】8年前に生まれてはじめて買った株、もし今も持ってたら株価はどうなった?(ハツカブ♡)
何かの参考になれば幸いです。
それでは。Go for it!
※もっと書きたいんですが力尽きました。。この記事は加筆・訂正してきます。