あなたは初めて買った株を覚えてますか?株でも恋でも初めてのお相手は思い出深いもの。
この企画は株をはじめて8年になるsushi-samuraiがはじめて買った株を紹介。
もし今でも持ってたら株価はどうなってたの?を検証する企画です。
この記事を読むと
- 初心者の僕がどういう考えでその株を買ったのか?
- その結果どうだったのか?
がわかります。
それではいってみましょう。
※ちなみに以下は今の僕の投資手法ではありません。今は割安×成長と配当性向や、キャッシュリッチさなどを考えて決めています。
タウンニュース社(2481)
まだ上場しててホッとした会社。(関係者の方すみません)
でも当時は大マジメに投資してました。
<どんな会社?>
関東を中心とした無料の情報誌。広告の枠が収入源。
<購入した理由>
なぜこの株を買ったかと言うと、当時読んだ本の影響でPBRのひたすら低い銘柄を探していたから。
PBRとは、もしいま会社が解散したら株主にこれだけ投資したお金が返ってきますよという指標。
たとえばPBRが0.5倍だったら、50万円投資してその直後に会社が解散したら100万円返ってくるという会社です。
じゃPBRが低ければ低いほどお得じゃん!という短絡的な考えで、かなりPBRの低かった「タウンニュース社」に白羽の矢がたったということ。
おそらく当時のPBRは0.5~0.6倍ぐらいだったと思います。
ちなみに今現在も0.66倍でした。永遠の割安銘柄。
<その後株価はどうなった>
タウンニュース社の10年チャート
- 400円→406円(+0.02%)<2013.5.1終値→2021.4.30終値>
8年間で株価がほぼ変わらずという悲しい結果に。
PBRが低ければ低いほど割安という事実は変わりません。ただ何か変化(ホントに解散するとか・他社に買収されるとか・一気に業態を変えて期待値を上げるとか)が無いと、ずっと株価も低いままですよという良い例でした。
ティーライフ(3172)
<どんな会社?>
静岡県にある健康茶や化粧品などをカタログやネット販売する会社
<購入した理由>
連想買いした会社。
当時の僕は日本は高齢化が進んで、健康志向がいっそう高まる!と確信してました。
そこでなぜティーライフが出てきたのかは謎ですが、たぶん上で書いたPBRも低かったと思います。
(ちなみに今みたらPBR1.0倍は超えてました)
あとはこうした健康食品は1度買ったらずっと買い続ける傾向があるなと思ってました。
だからストック型のビジネスだと。この考えは間違ってないと思います。
<その後株価はどうなった>
ティーライフの10年チャート
- 653円→1281円(+96.2%)<2013.5.1終値→2021.4.30終値>
8年間で約2倍という結果に。もし高値の時に売れば約3倍でした。
おそらく当時よりPBRはかなり上がったと思います。
事業が成長していくと認識されたら、割安さも是正されていくということがわかりました。
カカクコム(2371)
<どんな会社?>
みんな大好き価格.com。もはや説明の必要はないでしょう。当時から業績絶好調の人気IT株で、上に挙げた2つの地味株と毛色がまったく違います。ここから当時の僕の投資方針がブレブレだったことが見てとれます。
<購入した理由>
当時読んだ別の本の影響で
- 売上・利益が継続的に増えていること
- かつ今後も増える見込みのあること
を満たす銘柄として買いました。価格.comもそうですが、当時食べログのサービスもうなぎのぼりで毎期+30%増とかを決算ごとに繰り返してました。固定費が低くて利益率も死ぬほど高いし、ホント最強の会社だ・・と当時思ってました。
<その後株価はどうなった>
カカクコムの10年チャート
- 1227円→2970円(+142%)<2013.5.1終値→2021.4.30終値>
8年間で2.4倍になりました。
人気株なので当時からかなり割高だったんですが、それでも業績が期待した通りに伸びると株価は上がるという結果に。
カカクコムクラスの大型株になると金融緩和の影響も大きいのでは?という声にお答えして、日経平均・TOPIXとの比較ものせときます。
日経平均・TOPIXを大きく上回ってます。同じ金融緩和の影響を受けた他の銘柄より優れてることがわかります。
あのとき手を離さなければ良かった。
まとめ
はじめて買う株ってそのひとの人となりが見えて面白いです。
アメリカのインデックス投資で固く固く行く人もいれば、いきなりボロ株で一攫千金してやろうという人も。
こうした株式投資における検証企画は今後も続けていきます。
それでは。Go for it!