突然ですが生ごみってバッチイですよね。
その生ごみがドライフルーツの薫りに変わるとしたらどうですか?
今日は元々まったく買う気なかったけど買ってみたらすごく良かった商品を紹介します。
その名もパリパリキュー(生ごみ乾燥機)です。
生ごみはやっかいだ
夏場の生ごみは特にやっかいです。流しの三角コーナーに半日でも放置しようもんなら以下のような問題が発生します。
- コバエ
こんな短時間で生命って誕生するのかどこからかやってきたのか分かりませんが、とにかくいまわしきコバエが現れます。絶対に撲滅したい。
- におい
生ごみの古くなった汚臭ハンパじゃないです。臭いものにフタ。
- そのまま捨てる→環境に悪い
生ごみって水気を含んでいることがほとんど。ココで豆知識ですが一般的に生ごみの約80%は水気だと言われています。で、そんな水気を含んだ生ごみを出すとどうなるか?
・単純にごみの量が増える
・水分で焼却施設の燃焼効率が下がる
これらの理由で生ごみをそのまま捨てるとCO2の排出ロスが非常に大きいです
この非エコな行為、これからの脱炭素社会においてどんどん許されなくなってくるでしょう。
ということでパリパリキュー買った(奥さんが)
まず奥さんに完全な手のひら返しをすることを、この場を借りて謝罪したいと思います。
というのもここまで何だかんだ書きましたが当初奥さんがパリパリキューを買いたいと言い出した時、僕は完全に反対しました。
反対の理由は
- なぜゴミを捨てるのはタダなのにわざわざ高い処理機を買わないといけないのか理解不能
- デカい処理機を買ってキッチンのスペースを埋めたくない
でした。
ところが自分で使うようになったところ、コレめっちゃ良い!と180°考えが変わりました。
湿気が不潔の元凶なんだと気付かせてくれてありがとう
腐敗って水気が原因なんですね。論より証拠。写真で解説します。

これがパリパリキューブ。大きさが分かりやすいようににコーヒーびんを置いてます。まあまあデカい。タテヨコは炊飯器と同じくらい。高さは炊飯器の1.5~2倍くらい。
<注意!>下に生ごみの画像を載せます。生ごみの中でも比較的マシであろう画像を用意してますが、見たくない人はシャッとスクロールして下さい。(出来ればビフォーアフターを見て欲しいですが・・)

生ごみです。カボチャ・玉ねぎ・ゴボウ・ピーマンなどの切れ端です。

横からみるとこんな感じです。水気を含んでおり少量でもこの高さになります。

では早速パリパリキューに投入。フタをしてスイッチを押すだけです。
このパリパリキュー
- パリパリモード(強)
- ソフトモード(弱)
の2つがあるんですが、野菜くずなど乾燥しやすい生ごみはソフトモード(弱)でOK。
約4時間ほどかかります。夜中にセットして次の日に確認することにします。
・・・次の日・・🐓
さっそく開けてみます。

ム!

見て下さい。カッサカサです。

カボチャです。カサカサ。

玉ねぎもカサカサ。

なんならパリッとスナック感覚でいけそうな感じに仕上がってます。

ゴミの厚みはこんな感じです。先ほどの写真と比べてかなり体積が小さくなったのがわかりませんか?
使ってみて驚くのは、まったくバッチクないということ。触ってもサラサラしてるので、手で払えば汚くありません。この乾燥した状態になれば、ゴミ箱のなかに長い期間入れてもコバエなどが現れる心配はまったくないでしょう。ジュクジュクした水気。これが腐敗のすべての原因だったんですね。
あと1つ驚いたこと。
冒頭でも書きましたが、それは『良いニオイがする』ということ。ドライフルーツのような芳醇な香りがするんです。ビックリですよね。野菜は枯れると良い匂いがするんです。発見。
僕はこんな生ごみであれば堆肥にしたい!と急に思い立ち、さっそく家庭菜園中のいちじくに投入しました。栄養あって清潔なものだからもったいない感じがするんですよね。なんだか農業欲が湧いてくる機械です。

生ごみを受けるボックスは取り外しできるようになってるので清潔に保てます。
でもすぐ乾燥してあまり汚れが出ないのか、ほとんど洗わなくても問題ありません。実際、僕の家では買って半年以上経ちますが1度しか洗ってません。
まとめ【パリパリキュー】
いかがだったでしょうか。
日本は将来「カーボンニュートラル」というCO2を実質出さない社会を目指してるので、家庭ごみを減らすべくおそらく全ての家庭に義務化されていくでしょう。
そんな社会を先取りしてか、すでに自治体によってはこのパリパリキューを買うと補助金が出ます。(自治体によりますが、購入金額の1/2や1/3を補助してくれるところが多いようです)
皆より一足先にエコしてみてはいかがでしょうか。気分良いですしゴミ出しのストレスも減りますよ。
それでは。Go for it!