J3鹿児島ユナイテッドFCのスポンサーを分析【売上ランキング有り】

サッカー

プロスポーツはスポンサー収入が大事です。

DAZNがJリーグの放映権を取得し、各クラブへの分配金が増えてから割合が変わってきましたが、依然Jクラブは収入の半分近くをスポンサー収入に頼っています。(参考:2019年度クラブ経営情報開示資料

この記事では鹿児島ユナイテッドFCの盤石な経営体制を祈りつつスポンサーの分析をします。

2020シーズン鹿児島ユナイテッドのスポンサー(オフィシャルパートナー以上)

企業名業態決算期売上
(百万円)
経常利益
(百万円)
形態ユニフォームロゴ
さつま島美人焼酎製造20124,400-OTP大(前)
ナンワエナジー新電力20151,500-OTP大(後)
新日本科学臨床研究202014,5613,121OTP小(肩)
西原商会食品卸202094,700-OTP小(胸)
GMOペパボITサービス20208,943835OTP小(胸)
鹿児島トヨペット自動車販売201918,200-OTP-
鹿児島銀行銀行202064,40816,216OTP-
南国殖産商社2019161,3003,727OP-
MBC開発不動産他20198,740-OP-
JAグループ鹿児島農業---OP-
霧島整形外科病院---OP-

※非上場でデータを開示していない企業もありますので、非表示及び過去の数字があります。

※2 OTP=オフィシャルトップパートナー、OP=オフィシャルパートナー

業態など

  • 銀行(鹿児島銀行)
  • 特産品(さつま島美人)
  • 病院(霧島整形外科)
  • IT企業(GMOペパボ)

とバランス良く構成されてます。

銀行は企業の生命線ですし、霧島整形外科もスポーツ障害に特化した病院なので、地元クラブと組むことで必要な知見も集まるでしょう。

企業規模について


上表は鹿児島ユナイテッドFCの公式サイトに掲載されている順ですが、ユニフォームのロゴが目立つ順に掲載されていることから、上に行けば行くほど高い広告料を支払っていると考えられます。

この並びを売上が小さい順に並べ替えると以下のようになります。

企業名業態決算期売上
(百万円)
経常利益
(百万円)
形態ユニフォームロゴ
ナンワエナジー新電力20151,500-OTP大(後)
さつま島美人焼酎製造20124,400-OTP大(前)
MBC開発不動産他20198,740-OP-
GMOペパボITサービス20208,943835OTP小(胸)
新日本科学臨床研究202014,5613,121OTP小(肩)
鹿児島トヨペット自動車販売201918,200-OTP-
鹿児島銀行銀行202064,40816,216OTP-
西原商会食品卸202094,700-OTP小(胸)
南国殖産商社2019161,3003,727OP-
JAグループ鹿児島農業---OP-
霧島整形外科病院---OP-

ナンワエナジー、さつま島美人、GMOペパボといった比較的売上規模の小さい会社が広告料を多く出して露出を増やしている(ロゴが大きい)ことがわかりますね。

逆に鹿児島銀行、南国殖産など鹿児島経済界の重鎮は露出は多くないけど、脇をきっちり固めているイメージです。

ナンワエナジーについて


ちなみにナンワエナジーは鹿児島のゼネコン『南生建設』のグループ会社です。鹿児島のゼネコンでは大手になり、既に一定の売上と知名度はあるんですが、新電力という一般消費者に訴求しないといけない商材なのでメインスポンサーになっているんでしょう。

GMOペパボについて


GMOペパボは『minne』などのサービスを行っている東京本社のIT企業です。この企業、鹿児島とのゆかりは何かというと、社長(佐藤健太郎さん)が鹿児島出身で地元愛がすごいんですね。僕もTwitterでフォローさせてもらってるんですが、地元ネタがすごいです。ツイートの7~8割がそうなんじゃないかっていうくらいです。

でも東証一部上場企業の社長が、今でも地元愛を前面に出して地域スポーツをサポートしてるって嬉しいし、見習いたいなってと思います。(ちなみに応援もかねて、このブログのサーバーはペパボが運営している『ロリポップ』を使ってます)

その他


あと最近は西原商会の業績の伸びがすごいですね。ここ10年で売上が倍になってます。M&Aで大きくしているみたいですが、上場などは考えてないのでしょうか。新社屋も建てましたし、鹿児島の元気印企業ですね。



まとめ


以上、鹿児島ユナイテッドのスポンサーについてまとめてみました。

改めて見るとスポンサー側の狙いも見えて面白いですね。

スポンサー企業の更なる発展を祈ります。僕も島美人を飲んで貢献します。

それでは。