国内最大手のコンタクトメーカーメニコン(7780)が世界初の本格的スマートコンタクトを開発するアメリカのMojo Visionと共同開発契約を結びました。
まずスマートコンタクトが一体どんなものなのか。
下の画像をご覧ください。
(Mojo Vision公式サイトより転載)
視界にガイドが出て行きたい場所を示してくれたり。
(Mojo Vision公式サイトより転載)
自転車走行中に心拍数や消費カロリー、坂道の傾斜や目標までの距離を示してくれたり。
(Mojo Vision公式サイトより転載)
プレデター的視点で回避(排除)すべき障害物を指し示してくれたりします。
ビックリするほど近未来。
将来的には相手のデータ(身長・体重・筋肉量・目の動きなど)から瞬時に相手の戦闘力をはじき出すことも可能でしょう。リアルスカウター(メガネなし)の完成です。全ての人がこれを装着すれば、世間の無用なケンカや争いごとが事前に回避され平和な世界が訪れるでしょう。
また外観を解析するだけでなく
1.目の前の相手の名前や顔を見る
2.瞬時にネット検索
3.視界(レンズ内)に情報を出力
することもできるでしょう。
相手のfacebookやinstagramに上げている情報、どんなブログやyoutubeを発信してるかなどもすぐ分かるかもしれません。
自己紹介なしで自分の経歴や興味があることを相手と瞬時に共有できるので打ち解けやすくなるかも。(今はあ、あなたも戦国オタクだったんですか?みたいなことは割とよくあるので)
逆に犯罪歴なども即座に調べられるでしょう。このあたりは「忘れられる権利」と関わってきそう。
メニコンの業績が良い
レーシックやその他視力矯正の技術が出てきてるので、コンタクトレンズメーカーって斜陽産業だと思ってたんですがメニコンの業績は絶好調なんですね。
(メニコン個人投資家向け会社説明資料から抜粋)
上で書いたスマートコンタクトは開発段階なので業績には関係なく、寄与してるのは
- 国内向け定額サービス「メルスプラン」
- 中国向け視力矯正レンズ「オルソケラトロジーレンズ」の需要拡大
のよう。
上の資料を見ると、営業利益は売上を上回るペースで拡大してますが、別の資料みると粗利率はなんと下がってます。
- 定額サービスメルスプラン増↑、対面サービス減↓
の売上構成変化で原価増↑、販管費減↓はなんとなくイメージできますね。
あとはオルソケラトロジーレンズの原価・販管費が他製品と比べてどうなのか?
またオルソケラトロジーレンズの中国の市場拡大がメニコンに与える影響はどうなのか?
そのあたり調べてみたら面白そうだなと思いました。
また調べたらブログで上げようと思います。
Mojo Visionの話もありますし、意外と楽しみな企業なのかも。
それでは。Go for it!