熊本/川尻の老舗うなぎ屋さん『若松屋』に行ってきました。
ひとめ見たその瞬間から最高に気分が上がるエントランス。
うなぎ食べるって特別な日。良い店はやっぱこうじゃないと。
当然お味も最高。目と舌で味わうぜいたくでございました。
若松屋(熊本/川尻)の外観
この若松屋。超人気店なので休日は予約とれません。
行った順に入店です。12時過ぎると賑わうので、待ち時間を少なくするためにはできるだけ開店(11時半~)と同時に流れ込むのが良いでしょう。
ちなみにうなぎというと昼のイメージがありますが夜も営業されてます。(混み具合はわかりません。)
駐車場に到着。
白壁の蔵風のたたずまい。門が木々で囲まれて美しい。
ザ老舗。これでsince2009とか書いてたらズッコケます。
門。ちょっと画こそ違いますが「千と千尋の」の異空間へつながる入口て感じ。
明治時代にタイムスリップしたような時空のゆがみを感じます。最高。
時空の門に1歩入ったところ。
石畳と木々の緑が絶妙にマッチしてます。期待感でドキドキ。奥に木目調の格子戸がカッコいい。
『安政年間創業』の文字。安政て…いつ?
安政の主な出来事を調べてみました。
- (安政元年:1854年)ペリー来航
- (安政5年:1858年)安政の大獄
- (安政6年:1859年)吉田松陰死去
ペリーが立寄って食べてたかもしれないと考えると先ほど感じた時空のゆがみも説明できます。
創業150年以上はダテじゃない。
若松屋(熊本/川尻)のうなぎ
店内は増築を繰り返した感じの雰囲気。からくり屋敷のようで全体像の把握がむずかしいです。
通されたのは一番奥のテーブル席(イス4つ)。
他にも
- 川の見える座敷(8人掛けぐらい)
- 晩餐風の縦長テーブル(10人掛けぐらい)
などがあるみたいです。
メニューは
蒲焼御膳の松(3600円)・竹(3100円)・梅(2700円)と、うな丼(2000円)だけのストロングスタイル。
えいやっと蒲焼御膳の松を注文。
待つこと5分・・
ああああ・・!ウマそう!
竹と迷ったけど松にして良かった!
肝吸い付きです。早速いただきます。
ウマすぎる。。
スーパー素人にも分かるほど焼き加減が絶妙。
蒲焼だけど、ただただ甘ったるいタレじゃないので、ほんのりした香ばしさが際立ちます。
あとフワフワなだけじゃない。すごくいい意味で「骨ばって」ます。
この「骨ばり」×「お焦げの香ばしさ」の組み合わせがウマ過ぎる。
当たり前ですけどスーパーで売ってる中国産のブヨブヨうなぎでは100年経っても到達できないおいしさ。
また絶対に来ます。ごちそうさまでした。
おまけ
入る時は気づかなかったんですが、帰る時に建看の裏に気付きました。
『川尻薩軍本営跡』の文字。西南戦争の話だと思います。熊本城を落とせず田原坂で敗れ去った西郷隆盛ですが、南は川尻のあたりまでは自陣を敷いていたんですね。
歴史の息吹を感じられるお店でした。あらためて日本人で良かった!
それでは。Go for it!
店舗情報(若松屋)
店名 | 若松屋 |
ヨミ | ワカマツヤ |
住所 | 熊本県熊本市南区川尻4丁目9-12 |
営業時間 | 11:30~14:00 17:00~19:00 |
定休日 | 水曜日 |
駐車場 | あり |