アサヒスーパードライが月末の金曜日限定のビールを発売しました。その名も「工場できたて」ビール。
原則、製造後3日以内で出荷したビールを「工場できたて」と呼んでいるとのこと。
大のアサヒ党として飲まないわけにはいきません。スーパー2軒くらいハシゴして手に入れました。
果たして”できたて”ビールは通常版とくらべて本当にウマいのか?検証します。
キャンペーンの狙いは・・
まず消費者を代表してアサヒビール㈱に敬意を表します。
なぜなら今回の取り組みアサヒ側からしたらあまりメリットないと思うからです。
今回の”できたてビール”
- あまりにウマかったら通常の「”じゃない”ビールは飲んでられん」てなって通常版の量が減るリスク
- 逆に「別に変わらない・・」てなったら大々的に広告してる分、ブランド価値を棄損(きそん)するリスク
- パッケージ新しくしたりシール貼ったり別途コストがかかってる
などなど。こうしたリスクが、「普段は”一番搾り”を飲んでるけど”できたて”だからアサヒ飲んでみっか!」て人が現れる期待メリットを上回ってると感じたからです。
したがって今回の取り組みはアサヒ側が「ホントにおいしいビールを飲んで欲しい」という完全なる善意で始めたキャンペーンだと勝手に想像してます。ありがとう。
できたてビールはコチラ
パッケージにデカデカと書いてます。9月の最終金曜日は9/24でした。それに合わせ、その3日前、9/21に製造されたビールです。
できたてビールにはそれを示すシールが貼ってます。比較対象として左に「東京オリンピックオフィシャルラベル」という今ではオワコン感あふれるスーパードライを用意しました。
製造日を見てもご覧の通り。左はオリンピックオフィシャルラベル。そういえばオリンピックて8月だったんですね。伊藤美誠ちゃんの大活躍がもう遠いむかしのようです。右ができたてビール。9月製造。
利きビールはじめる【できたてvs通常版】
<ルール>
- ラベル確認した状態で最初にテイスティング
- ぐるぐる缶をルーレットしてわからなくして、目をつむって試飲→回答。
- これを4回くりかえす
なぜ4回にしたかというと1回や2回だとマグレが起きる可能性があるからです。
さらに偶数だと50%になった場合「大々的に広告してたけど悲しいかな“できたて”と”じゃない”ビール2つに味の違いはなし」と結論づけることができるのでそうしました。
ではさっそく始めます。
まずテイスティング。
・・・うん?。。わからない・・。もう一回・・
という感じでテイスティングと言いつつかなりの量を飲みました。
その結果
- できたてビールは・・・「若々しいイメージ。苦味が少なくサッパリしてる」
- 古いビールは・・・「苦味が強い。その苦みが後味までダラダラと長く残る」
ていう結局これってもしかして舌じゃなく脳内で考えたヤツじゃないの?という風に定義してスタートです。
目を閉じてぐるぐる。
はい!では1回目飲みます・・
「若いような・・右ができたてビール!」 →正解!
しゃらい!!分かんじゃん!
つづいて2回目。
「これも・・スッキリしてるような・・右ができたて!」 →正解!
しゃい!!
やべー!これすごくないか?意外とわかる!15年の成果!
3回目。
「あれ、、?なんか分からなくなってきた。でもこれも”できたて”・・か?」 →不正解!
ウー。。完璧にわかったと思ったのにな・・
最後4回目。
「わからん・・苦味が多い気がする・・右が古いビールか?」 → 不正解!
プー。。結局5割かい!
結論
ということで結論は
- “できたてビール”と“じゃないビール”の味は変わらない
です。
もし少しでも違うと感じたらきっとそれは勘違いです。そんなはずない!オレは違いの分かる男だ!って方はぜひ「利きビール」してみて下さいね。たぶん限りなく正答率5割に近づくと思います。
あと”できたてビール”が通常版と変わらなかったらアサヒのブランド価値が棄損するかもと危惧してましたがそれは杞憂でした。ぼくはこれからも死ぬまでアサヒと添い遂げる覚悟です。
それでは。Go for it!