映画をAmazon Primeで見ることが多いです。
ほんとは良い作品を紹介したいんですが、Amazon Prime内の評価を参考にしながら視聴し続けた結果、とことんハズレ作品を引くことが多かったのでそれならいっその事まとめてしまえと思った次第です。
もはやAmazon Primeは「甘プラ」だと思います。
※なお個人的主観が多く入っていることをご了承ください。
ハドソン川の奇跡【甘プラ評価:4.4点】
見る前の期待値が高かっただけに最近いちばん残念だったのがコレ。格式高い邦題、クリント・イーストウッドが監督、さらには円熟味極まるトム・ハンクスが主演という名作の薫りがプンプンの作品。
大型旅客機をハドソン川に不時着させた機長サリー。大事故ながら1人の死者も出さず、その偉業は「ハドソン川の奇跡」と呼ばれ、サリーは一躍ヒーローとして賞賛されるはずだった。ところが・・
このあらすじを見ると色々想像しちゃいます。
- ハドソン川に不時着させなければならない理由があった?
- 彼の過去と関係が何かあったのか?
・・とサスペンスを期待してこの映画を見ると大きな肩すかしを食らいます。
見終わった僕の心の中の感想はひとこと。
「・・え?おわり?」
あくまでこれはサスペンスじゃなくヒューマンドラマなんですね。ヒューマンならヒューマンと言って欲しいしジャンルにもしっかり書いて欲しい。たとえば山田洋二監督の「学校」とかと同じくくりだったら納得してますよ。でもあらすじもまるで何か裏があるような思わせぶりな書き方・・
あとで調べてみたらこれって実話らしいですね。もしそのニュースを知っていればそんな裏があるなんて思わないし純粋に楽しめたのかもしれません。
Amazon評価は4.4点の高評価!
5つ星を付けた人の多いこと多いこと。マイノリティからのリポートでした。
トランス・ワールド 【甘プラ評価:4.3点】
はからずもクリント・イーストウッドの息子が主演を務めるこちらの映画。
人里離れた森の中で、夫とドライブ中にガス欠になり、はぐれてしまったサマンサは同じように車のトラブルで立ち往生しているトムと遭遇し、無人のキャビンで一緒に夫を待つことに・・
ホラーやサスペンスを期待するあらすじ。ところが意外なタイムリープもの。
しかも結構「なんじゃそりゃ」感が強いです・・
どこかのレビューで書かれてたんですが「世にも奇妙な物語」っぽい話。僕は「世にも~」自体は大好きでこのブログでもおススメの回の記事を書いたりしてるんですが、あれは”何でもあり”のフォーマットで30分ドラマだからこそ楽しめるところがあると思うんです。2時間以上、よくわからない荒唐無稽な話をされてもテンポも悪いし、なかなか物語に入っていけません。
Amazon評価は4.3点!ウソでしょ?ホントに?って思っちゃいます。誰か見たら感想教えて下さい・・
残酷で異常 【甘プラ評価:4.2点】
どぎついタイトルですが内容自体はさほど残酷でも異常でもありません。
犯してない妻殺害の罪を追求された男。その男は永遠に同じシーンが再現される奇妙な建物に閉じ込められる・・
さえない主演のおじさんの演技が自然にヤバい人の感じが出ていてそこだけは一見の価値あり。おじさんの「情緒不安定な感じ」や事件後の不可解な世界&タイムループで終始不安定な気持ちに包まれます。(ある意味狙い通りなのかもしれませんが・・)
状況を打開するためにおじさんはとある行動を起こし、ラストシーンに向かうんですがこれまたあまり気持ち良くない終わり方。結局僕は90分何を見せられてたんだろうという気持ちになります。
これが Amazon評価で4.2点。ただ映画.comとかだと3.4点なのでやっぱり甘プラな様子。
同じようなタイムリープもので面白いのは
- ミッション・8・ミニッツ
- バタフライ・エフェクト
だと思います。3つとも過去に戻って女を助ける話なんですが、違いは戻るのが主体的なのか受動的なのかですかね。やっぱり物語は主人公が男前で主体的に動いてくれないとつまらない・・のかな?
(でも「オール・ユー・ニード・イズ・キル」はトム・クルーズが主演で主体的なタイムリープだけどつまらなかった・・)
以上です。貴重な時間をムダにしないためにもAmazon Primeの評価は信じすぎないようにしましょう。
それでは。Go for it!