映画「ジョーカー」見たらデニーロの「タクシードライバー」と酷似してた話(てか顔似すぎ)

映画

遅ればせながらAmazonプライムで映画「ジョーカー」を見ました。

ジョーカーと言えばバットマンの宿敵。ピエロメイクの狂った殺人鬼です。この映画はその殺人鬼ジョーカーがどのように誕生したのかをひも解いていく話。いわばジョーカーのエピソードゼロ。

エンターテイメントとしてとても面白かったのですが途中からどうも僕には主人公のアーサー(ジョーカーの本名)がタクシードライバーの主人公トラヴィスにしか思えませんでした。

この記事ではジョーカーとタクシードライバーが似てる!と思ったポイントを書いていきます。

そもそもタクシードライバーとは?

未見の方もいるかもしれないのでタクシードライバーのおさらい。

ベトナム戦争から帰還したトラヴィスは不眠症を患い、定職に付けずタクシードライバーに従事していた。

社交性に欠け、同僚とも女ともうまくいかないトラヴィスは次第に退廃した街、マンハッタンを憎むようになる。

ヒモに騙され売春をする少女と出会ったトラヴィスは、腐った街を浄化すべく、拳銃を仕入れ体を鍛えて次期大統領候補の暗殺を企てる・・

てな感じのあらすじです。

顔(アーサーとトラヴィス:ロバート・デニーロ)が似てる


とにかく似てるんです。主人公の顔が。
目、鼻、陰鬱な表情。

比較としてインスタの画像を持ってきました。

  • アーサー(ジョーカー)
  • タクシードライバー

どうでしょう?めちゃ似てませんか。写真じゃ伝わらないかも…(映画みて)
正直僕はジョーカーを見ている間、学生時代に衝撃を受けた映画、タクシードライバーを追っかけ再生してる感覚になりました。

ストーリーが似てる

超簡単なあらましとしては、苦境・苦悩のさなかにある主人公の頭がイってしまって無差別に殺人を繰り返すようになる。(但し、自分の中の正義はあり。)それが結果的にマイノリティ層から支持を受け、最終的にある種時代のアイコンとなるというストーリーです。

タクシードライバーのトラヴィスの幼少期のエピソードは語られていませんが、ジョーカーの幼少期は養父からひどい虐待を受けており、かつ今も愛する母が過去それを黙認していたという非情な過去。。

なので根底にある動機としてはジョーカーの方がより悲惨ではあるのですが、最終的にその鬱屈した想いは政府や社会に向かっているというところは一緒です。

道化っぷりが似ている

ジョーカーと言えばヤバいピエロ姿。

この映画ではジョーカーお馴染みの一風変わったピエロメイクになる瞬間!が描かれますがタクシードライバーの主人公トラヴィスもスイッチが入る瞬間があります。

次期大統領候補の暗殺に向かう前。タクシードライバーの有名な出で立ち、モヒカンにサングラス、ミリタリージャケットという超攻撃的な姿に変わるシーンです。

(それまでは無造作な髪にチェック柄のシャツと割と平和的なルックスなんですよね)

やっぱり別の”何か”になりきらないとの元の自分の弱さが出てしまうということなんでしょうか。

ちなみに同じような道化っぷりで怖かったのが漫画ドラゴンヘッドのノブオです。こちらも完全にイッちゃった際、道化になってましたよね。(メイクもジョーカーに似てるような・・)

まとめ

ということでジョーカーとタクシードライバーは似てるねっていう話でした。書いてる途中で調べてると同じことを考えてる人がかなりいることがわかりました。(インスタでジョーカーとトラヴィスを半々に加工してアップしてる画像とか・・)

また、あとで気づいたんですがジョーカーやバットマンのいるゴッサムシティはニューヨークをモデルにしてるんですよね。タクシードライバーの舞台もニューヨークマンハッタンでどちらも犯罪のはびこる街として(特に昔のニューヨークは)知られてます。

こうしたことからもホントにジョーカーはタクシードライバーをオマージュして描かれたのかもしれませんね。

それでは。Go for it!

追伸:タクシードライバーをオマージュした日本の作品に「ボーイズ・オン・ザラン」があります。こちらもデキない、勝てない、モテないの主人公がこれまでの負け人生を振り払おうと戦う男の物語なのですがコチラの方がより現実的です笑 たぶん世の男性の半数以上は共感できるのではないでしょうか。ちなみに僕はすごく感情移入しました。

おすすめなので、もしよかったら是非見てみてください。(3作品ともAmazonプライム対象作品です)

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