週末にホント見て欲しい『世にも奇妙な物語』傑作5選

見てよかったもの



タモリさんの語りでおなじみ『世にも奇妙な物語』。

子どものころはあの音楽が怖くて見れませんでした・・

ある程度大人になってから見ると短い中にも起伏のあるストーリーに大ハマリ。以来テレビ放映では飽き足らず、過去の回もさかのぼるなど完璧にファンになってしまいました。


そこでこの記事では『世にも奇妙な物語』をほぼ全作見た僕が、ホントに見て欲しい傑作5選の「あらすじ」と「見どころ」を紹介します。


怖い話がダメな人向けに「怖い度」を星3つで評価してます。またyoutubeにある程度上がってます。ご参考まで。


サブリミナル【『世にも奇妙な物語』傑作5選】

週末にホント見て欲しい『世にも奇妙な物語』傑作5選

  • 放送年:1992年
  • 主演:東幹久、森本レオ

<あらすじ>

架空の日本の話。人口増と高齢化が問題となっている。大手新聞社社会部の記者2人(東・森本)は最近問題となっている老人の自殺について調査を始める。調査を進めるうちに、誰かが”とある方法”を使って裏で手を引いているのではないかという仮説に行きつく・・


<みどころ>

1992年放送のものなので多少の古臭さはありますが、話の内容は決して古くないです。幽霊とか出てこないのでキャー!とかないですが、少しゾっとする話。架空の世界ではありますが、社会問題と関連づけていてスケールが大きいです。ちなみに僕はこの作品で『サブリミナル』という言葉を知りました。もし知らない方でこの作品を見たいと思った方がいれば、先に言葉の意味を調べずに作品を見ることをおススメします。(その方が楽しめます)


<怖い度>★(3段階評価)


美女缶【『世にも奇妙な物語』傑作5選】

週末にホント見て欲しい『世にも奇妙な物語』傑作5選


  • 放送年:2005年
  • 主演:妻夫木聡、臼田あさ美


<あらすじ>

新しい部屋に引っ越してきた男(妻夫木)。隣に住むさえない男の部屋から美女がたくさん出てくるのが気になり部屋に忍び込む。すると「美女缶」という缶詰を見つけ持ち帰ってしまう。「美女缶」で少女(臼田)を作り出し、だんだん仲良くなっていく2人。ただ2人には悲しい運命があった・・


<みどころ>

もともと映画が先に作られ、ドラマにリメイクしたもの。なので演出や映像もショートフィルムの雰囲気が漂っていて完成度の高い作品です。内容も良いけど主演の2人がイイ!臼田あさ美はこの作品が出世作なのでは?1つの作品の中に笑いあり、切なさあり、涙あり、驚きあり。素晴らしい作品です。


<怖い度>ゼロ(3段階評価)


過去からの日記【『世にも奇妙な物語』傑作5選】

週末にホント見て欲しい『世にも奇妙な物語』傑作5選


  • 放送年:2008年
  • 主演:西島秀俊、蒼井優


<あらすじ>

売れない作家の男(西島)。3年前に文学賞を受賞したが以降ヒットがなく、工事現場のアルバイトをしている。ある日、古本屋で自分の本を見つけ購入したところ、1冊の日記帳がはさまっていた。何気なくそれに書き込むと「人の日記にイタズラしないで下さい。」の文字が浮かび上がる。そこから2人の不思議な交換日記がはじまる。ただ相手の少女にはある秘密があった・・


<みどころ>

泣ける作品。内容もさることながら、蒼井優の演技西島秀俊の優しい声がいい。交換日記なので基本的に声(ナレーション)のやり取りが多くなるんですが、2人の会話のキャッチボールもうずっと聞いてたい・・そんな気持ちで聞けます。素晴らしいキャスティング。目頭熱。


<怖い度>ゼロ(3段階評価)


歩く死体【『世にも奇妙な物語』傑作5選】

週末にホント見て欲しい『世にも奇妙な物語』傑作5選


  • 放送年:1991年
  • 主演:渡辺裕之


<あらすじ>

恋人と雪山登山したカメラマンの男(渡辺)。しかし2人は遭難。恋人は亡くなってしまった。物語は男の回想。亡くなった恋人を背負って下山するのは困難と判断した男は、仕方なくテントの外に埋めることにする。しかし何度埋めても寝ている間に死体がテントの中に戻ってきている。精神的におかしくなった男は、寝ている間の写真を撮ろうとオート撮影を試みる。そこに写っていたものは・・


<みどころ>

タイトル・・めちゃ怖ですよね。でも作品はタイトルほど怖くありません。勇気持ってぜひ見て欲しい作品です。同じ雪山遭難を舞台にした作品に『雪山』(矢田亜希子主演)があります。こちらの方がファン投票で1位の怖い作品になることが多いのですが、ちょっと内容が複雑なので。。どちらかというと僕はシンプルなこちらが好きです。


<怖い度>★★(3段階評価)


BLACK ROOM【『世にも奇妙な物語』傑作5選】

週末にホント見て欲しい『世にも奇妙な物語』傑作5選


  • 放送年:2001年
  • 主演:木村拓哉、樹木希林


<あらすじ>

久しぶりに実家に帰省した男(木村)。だが実家の変わりようや両親の挙動不審ぶりに戸惑う。さらに自分がいない間に妹のマサコが出来ていることも聞き驚く。そんな中、居間に警報音が鳴り響いて・・


<みどころ>

怖い話ではありません。シュールな喜劇です。登場人物のかけ合いがずっと面白い。樹木希林って話し方が引き込まれる。このアイディア(面白いんですが)一本で撮ろうとしたのもすごいですが、ともすれば大コケしそうな内容。それを面白くしたのは樹木希林の存在があってこそかなと。おすすめ。


<怖い度>ゼロ(3段階評価)


まとめ


いかがだったでしょうか。

面白いなと思った作品を調べると、結構有名な監督や演出家が担当してたりする『世にも奇妙な物語』。

逆にドラマを機に映画に羽ばたく人もいますよね。(岩井俊二監督の初期の作品『打ち上げ花火、下からみるか?横からみるか?』は『世にも奇妙な物語』の前身の番組『if~もしも』の1作品でした)


突飛な内容に挑戦できる箱ですし、思い切って作れるからこそ評価される作品が生まれるんでしょう。

上に挙げた作品も面白いものばかりなので、見てない人は良かったらぜひ見てみてください。

それでは。Go for it!